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zoom RSS わたしが「チベット式」だ。

<<   作成日時 : 2008/01/20 19:18   >>

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鳥葬


 黄土を含んだ大河の流れに、
 俺の血も幾筋か尾を引いて、
 流れ込むだろう。

 俺の生れた日と同じ、
 降りすさぶ粉雪の中、
 河岸の聖なる祭壇、
 大岩の上に、
 五体 臓物が、
 眼が踵が歯が指が髪が男根が、
 ことごとく切り刻まれ、
 山羊の皮袋に詰め込まれるだろう。

 急げ 祭司、
 俺の骸が冷えぬまに。
 鳥たちが待つ岩山の頂へ、
 刺草這う葬場に、
 湯気立つ肉塊をぶちまけろ。

 鳥よ、
 俺の子どもらよ、
 さあ ついばむがいい。
 その清新なくちばしで、
 俺の情熱だったもの、
 俺の過ちだったもの、
 俺の歓びだったもの、
 俺の戦いだったもの、
 じっくり吟味し、
 罵り鳴くがいい。
 そして俺の知らない、
 はるか高度の風、
 光を羽ばたくがいい。

 俺の血は水脈に 魚影の彩に、
 肉は我が子よ おまえが飛ぶ翼の力に。 
 魂こそは俺の愛したひとびとへ永久に帰して、
 別れを告げよう、
 鳥よ、
 俺の子どもらよ。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
鳥葬はなんとなく憧れに似た感情を呼び起こすんですね。実際には見たことはないけれど。水葬や土葬は死者の痕跡を長く残そうという願望につながるし、火葬は燃料を調達できない貧乏人には夢の話。鳥の啄ばみ残した骨片が、散乱し、雪に輝き、そして次第に風にふきとばされて宇宙に帰っていく。
HIRO
2008/01/21 10:05
関係者以外による撮影や見物は、
中国の当局により、
禁じられているそうです。
もっとも、
わたしなどが望んでも、
野犬が来て食べるか、
虫の餌になることでしょう。
みおよしき
2008/01/21 20:31
こんばんは。とてもとてもお久しぶりです。
「鳥葬」雄大で男性的なイメージに惹かれました。

写真家の藤原新也さんの初期作品集「メメント・モリ」には、藤原さんがインドで見た、生々しい「生」と「死」が活写されています。
浜辺の人骨を写しながら「病院で死にたくない、何故なら死は病気ではないから」とコメントを寄せたり、
別の遺体が犬に喰われていくさまも遠目に撮影されています。「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」とコメントされました。
別に火葬の写真も。グロテスクな写真はなく、深い哲学に彩られた作品集です
(しかし高校時代に初めてこの写真集に出会った時はトラウマでしたが ^^; 数年後にようやく購入することができました^^;)

鳥葬では、遺体がもっとも「生きているもの」に受け継がれ易いのかもしれません。
鈴川夕伽莉
2008/01/21 21:30
鈴川夕伽莉さま、
いらっしゃいませ。
お久しぶりです。
たしか、
2005年2月11日での、
cocoroom『鉄腕ポエム』以来ですね。

『鳥葬』は、
ちょうど、二十年前に書いた作品です。
その頃の わたしは、
〃雄大で男性的〃だったようです。(笑)

「病院で死にたくない、
 何故なら死は病気ではないから」
「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」
藤原新也さんの言葉、
鈴川さんから教えていただくと、
いっそう、胸にきますね。

実は、年末から岐阜で入院しておりまして、
(贅沢にもパソコンつきで……)
ついこの間まで、
「もうだめですわ〜」と、弱音を吐いていました。
明日、四十日ぶりに退院です。
病院でない、
広い空の見える所で、
この世と、
「おさらば」できるでしょうか。(笑)
みおよしき
2008/01/22 01:01
ええっ 御入院されていたのですか。
もう退院して、おうちに帰られた頃でしょうか。
どうぞ、お大事にしてください。
岐阜で入院といえば、あの病院とかあの病院とか…(いろいろ思い巡らせる) 実は昨年の2月、岐阜の実家の母親が入院してまして、決して大きな病気ではないのですが初めての全身麻酔ということで、心配で京都から駆けつけました。手術は問題なかったのですが術後管理がヘタクソ(失言)で、何度意見してやろうかとやきもきしていました。
みおさん、御家族の皆様も心配されたことでしょうね。本当に御退院、おめでとうございます。

そうそう、鉄腕ポエム(懐かしい!)以来です。
でもミクシ経由で名古屋のイベントのお知らせを頂くたび、行きたいなあ行きたいなあと思い続けてきたので、実はそれほど遠い気がしません(笑)
鈴川夕伽莉
2008/01/24 02:23
 すみません、
余談で、つまらないことを書きました。
22日に、帰ってまいりました。
生還第一声、
「たこ焼きが食べたい」
ところが、街にあった、たこ焼き屋が
すべて潰れてしまっていて‥‥
まだ食べてません。(笑)
世間は不景気になると、
たこ焼きを買わなくなるのでしょうか?
様変わりした街(?)に、ショック受けてます。

病院は、岐阜市の北、関市に近い所にある
『M病院』さんです。
教育入院で、七日間のはずが、
わたしの不注意で、入院中に風邪をひいて、
持病まで悪化、心不全、貧血なども伴い、
土壇場一歩手前。
急遽、オペつきの四十日となってしまいました。
病院では、とても良くしてもらって、
楽しいことも数々ありましたが、
ヘタに書くと、
ご恩ある病院に失礼ですから、
やめておきますね。
でも、
オペ中のBGBに、
『オリーブの首飾り』が流れたのには、
開腹手術中、笑いました。
だって、
「タラララララーン」
マジックショーで鳴っているアレですよ(笑)
局部麻酔って、楽しいですね。
みおよしき
2008/01/24 19:12
いえいえ(御返信遅れました)
たしかに、街中でたこ焼きを食べようと思うと、どこで食べられるのか、ぱっと思い浮かびません…
きっと大阪人なら自宅で焼くのでしょうが、岐阜では一家に一台たこ焼き器なんてありませんものね。
御入院、結構、大変だったのですね。
ご無事で何よりです。本当に。お大事にしてください。
オペ中のBGMにオリーブの首飾りって
確かに「これからマジックショーかいっ!」って
突っ込みたくなるセレクト…(汗)
本当に、誰が流したんでしょうね。
鈴川夕伽莉
2008/02/06 21:06
ありがとうございます。
オペは、見事な仕事でしたよ(笑)
みおよしき
2008/02/07 08:50

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