青いノォト

アクセスカウンタ

zoom RSS わたしがカメラマンだ。

<<   作成日時 : 2008/01/21 17:21   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

 
画像




いつまで
〈見える〉のだろう?
『増殖する網膜症』という診断だから、
眼を惜しんで、
デジタルカメラを買った。

散歩にはこれがいい。
春の光まばゆい道を、
ゆらゆらと歩いて、
立ちくらみに足を止めても、
カメラを持っていれば、
〈良いものを探している人〉に見える。

家から出て、
最初の角で歩けなくなり、
その玄関先で
すみれを撮り、
どうだんつつじに
鼻を近づけていると、
家の中から女性の、
「こちらですよ」という声がした。

縁側の戸が開いていて、
白い大きな花が鉢に咲いている。
庭に入りこみ、
ズームで写させてもらう。
『アマリリス』と教えられ、
名まえは可愛いのに、
大きな娘さんですねと言うと、
楽しそうに笑われた。

家でパソコンに写す。
間近に見ると、
「大柄で清楚なだけではありませんよ」と
香ってくるような、
白い花弁にうすももの脈がある。
プリントをし、装幀をして、
角の奥さんに届けた。


お茶を出しながら、
「手のひらいっぱいほどの球根だけど、
咲かせやすいのよ」
石黒家の若いお嫁さんは、
そう言って、
(happy memory)
(幸せの思い出)という
別の名も教えてくださった。

「花だけにピントが合っていて、
家の中が見えなくてよかった」
若奥さんが手を振った。
「さようなら」を言う前に、
彼女の写真を一枚、
写させてもらった。
家の中もそうだが、
ぼくには、
どんな顔の人と話したのか?
まったく
見えてなかったから。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
おかげんいかがでしょうか。
初めて朗読なさった時から、私はこの詩が好きなのです。
でも人の詩を朗読しようとする時毎回思うように、
「わたしが軽々しく詠んでいいのだろうか」と逡巡します。

いつかみおさんの詩を、朗読させてもらっていいですか?
岡本はな
2008/01/22 18:24
岡本はなさま、
ご心配かけまして、
すみませんでした。
きのう、午前中に、
出所(?)してまいりました。

わたしの詩を朗読してくださるのですか?
うれいしです、うれしいです。
みおよしき
2008/01/23 06:25

コメントする help

ニックネーム
本 文
わたしがカメラマンだ。 青いノォト/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる