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<<   作成日時 : 2005/02/25 23:57   >>

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 明日、東京でイベントがあるので、詩の朗読を稽古していたら、つれあいが、ぽつりと言った。「句読点の所が、平たく間延びしているよ」

 驚いた。ふたつの意味で驚いた。

ひとつは、つれあいは、わたしにダメだしなどしたことがなかったからだ。

もうひとつは、武力也さん(『詩のボクシング』山形チャンピオン・故人)が去年の夏、わたしに言ってくれた事と、全く同じだったからだ。それは『隅田川ライブ・こころの温泉Part2』で、わたしが15分の舞台を終えた直後だった。「語尾が間延びして、情感が入りすぎている」

 わたしは、その時、不遜にも、武力也さんのアドバイスを、素直に受け取っていなかった。うしろでBGMをつけてくださったミュージシャンの方との間合いもあるし、目の前は声が吸い込まれてしまう隅田川、いつもより押し強く読んだのは意識してのことで、それは正しいと信じ込んでいたからだ。

 そうではなかったのだ。

 実は、隅田川ライブにも、つれあいは観客として来ていたのであり、『詩のボクシング』や、その他の朗読イベントは、全てと言っていいほど、会場にいて、朗読を聴いてもらっている。「いつも間延びしているよ。ぶりっこの女子高生みたい」と、とどめを刺された。

 夜の九時だった。つれあいの目を、じっと見た。「ここでそうきたか」と思った。もっと早く、せめて、きのうか、今朝のうちに言ってくれれば、修正出来たかもしれないのに。しかし、これは、武力也さんが乗り移って言ってくれたのかも知れないとも思った。

 あしたのイベントは、『特別企画 光が丘図書館開館10周年記念「朗読と音楽の夕べ」』というものだが、副題は、『光が丘こころの温泉』、つまり、隅田川に続く〈こころの温泉Part3〉なのだ。この企画で詩を朗読するのは、他ならぬ、武力也さんのはずだった。

 長い時間考え込んでいた。

 あした読むテキストの稽古はやめた。基本に帰る事にした。16歳で、高校放送コンテストに出た時、初めて人前で読んだものを持ち出してきた。34年前の事だ。森鴎外の『舞姫』(青空文庫)だった。

 「石炭をば早や積み果てつ」から「其概略を文に綴りて見む」まで、アナウンサーのように、切れ味を大切に何度も読んだ。それから、背景や、心情、雰囲気をのせるようにして読んだ。つれあいが、「OK」を出してくれたのは、午前二時だった。

(2005.3.1 の後日日記)

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